海外で恋愛すると、文化の違いにびっくりする瞬間がたくさんあります。
その中でも特に私が悩んだのが、「I love you」という言葉の重さ。
今回は、カナダでの恋愛の経験を通して、“I love you”の使い方と、その意味の違いについて書いてみたいと思います。
「I love you」って言葉の重さ【ベルギー人の彼】
カナダに来て最初に付き合ったのは、ベルギー人の彼でした。
ある日、彼が家族と電話をしているのを聞いてびっくり。
電話の最後に「I love you」と言って切ったんです。
「えっ、海外って本当に言うんだ…」と、驚きとちょっとワクワク。
彼は普段から、
- I love soccer
- I love pizza
- I love my friend
…というふうに、「I love 〇〇」をよく使っていました。
私にも、「I love your hair」「I love your smile」など、部分的に褒める感じで言ってくれていました。
でも、出会って3週間くらいのある日、彼が「I love you」と言い間違えて、あわてて “Oh sorry” と訂正してきたんです。
私は嬉しかったのと同時に少し悲しくなって、「なんで間違えたって言うの?」と聞いてみました。
すると彼は、「I love you はとても重たい言葉なんだ」と教えてくれました。
「告白の文化がない」海外恋愛の難しさ
海外では日本のような「付き合ってください」という明確な告白がないため、恋人になるのもなんとなく自然な流れ。
その分、「I love you」をどのタイミングで言うかは本当に人それぞれ。
ヨーロッパの友人に聞いてみると、
- 1か月で言う人
- 半年後に言う人
- 1、2年かかる人も
…と様々でした。
お互いが探り探り恋愛を進めるなかで、「まだ気持ちが追いついてない」側にとっては、早すぎる“I love you”がプレッシャーになることもあるそうです。
私とベルギー人の彼も、明確な告白はなかったけれど、自然に付き合いが始まり、毎日一緒に過ごして、友達にも紹介して……と、カップルのような関係になっていました。
だからこそ、「I love you」はお互いが確信を持てたときに言うべき言葉だと、彼は感じていたのかもしれません。
あの瞬間、時が止まった。「I love you」が言えなかった私
彼と付き合って2か月ほど経ったある日。
ハグされながら、突然「I love you」と言われました。
彼は照れくさそうに、「あ、言っちゃった」というような表情。
訂正までして、あんなに大切にしていたI love youをついに言ってくれたんです。
とても嬉しかったのですが、驚きすぎて頭が真っ白に。
私は時が止まったまま、なにも返せませんでした。
その後、私たちは彼の留学が終わってしまったためお別れしました。
でもこの出来事は、今でも私の中に残る、大切な思い出です。
1日で「I love you」?信用できなかった恋【語学学校での出会い】
数か月後、語学学校で出会ったメキシコ人の男性からは、デート初日で「I love you」と言われました。
さすがにこれは信用できなくて、全く心が動きませんでした。
また、ブラジル人の男友達からも、デートに誘われ「I love you」と言われました。
私の中では「I love you」は簡単に言っていい言葉ではない、という意識が強く根付いていたのです。
「月がきれいですね」=「I love you」?今の彼との大切な言葉
そして現在付き合っているのは、ウクライナ人の彼。
付き合ってまだ1週間のときに、観覧車の中で彼が私にこう言いました。
「月がきれいですね」 と。
私は、「ほんとだね~」と軽く返していたのですが、彼は真剣にこの言葉を選んで言っていたそう。
あとで聞いたら、インターネットで調べて「日本語で愛してるを言いたくて、これが出てきた」らしいです。かわいい(笑)
でも私はやっぱり返事ができませんでした。
ベルギー人の彼との体験が頭をよぎり、「軽く言うべきじゃない」と思い込んでいたからです。
彼は私が返さなかったことにショックを受けたようで、それでも毎日「I love you」と言い続けてくれました。
そして1週間後。
私はやっと、「I love you too」と返すことができました。
「重い言葉だよ」と教えてくれた元彼の考えも大切にしているけれど、
今の彼のように、「自分の気持ちをそのまま言葉にしたい」という想いもまた、本物だと思えたからです。
まとめ:I love you に正解はない。だからこそ、心を込めて
私がこれまでの海外恋愛で学んだのは、
「I love you」の重さは人それぞれで、正解なんてないということ。
- 軽く言える人もいる
- じっくり考える人もいる
- 国や文化によってまったく違う
だから、早く言われても焦らなくていいし、すぐ返せなくても自分を責めなくて大丈夫。
大切なのは、相手を思いやって、心からの気持ちで伝えること。
一度言い合えるようになると、”Love you!”と笑い合える日がきっと来ます♡
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